【2016年度】前期がそろそろ終わりそうだし、誕生日も過ぎたから色々と書こうかなと【あと半分】
夏だし、今年度前半戦を振り返りましょうね
久しぶりにブログを更新しようかなと手を付け始めたんですが、なんだか読みにくいデザインだったので、明るそうな感じに変えました。
普段は、某呟きSNSで思考垂れ流しをやってそれで事足りているので、こういう長文かかないんですよね。とりとめもなくなるし、オチもなく発散しちゃうし
(それは僕の文章能力の問題)
で、何を書こうかなと考えながらポチポチしていますが、とりあえず、4月から覚えてることを振り返っていくことにします。
今年の学部生は割ということ聞くね、うん
というのが4月。僕の直下についたのは二人なんですが、やっぱり卒論のテーマになる分子構造だけ寄越されて
(゚Д゚)<作る目的? そんなものは現場で考えるもんやろ。教授は分子構造さえ考えていればいいんや!
ということで、やっぱり卒論の面倒を見る羽目になりました。もうね、生活保護で月々もらえる額くらいの働きはしてるんじゃないかと思ってるんですが、世の中はそう評価してくれません。
もしかしたら、日本には僕みたいな院生がたくさんいて、金のない地方大学の(研究の方じゃなくて)教育を支えているのかもしれませんね。いや、知らんけど。
で、肝心の学部生は二人とも成績はいいんですよ。うん。そういうところがしっかりしてるとこちらとしてもやりやすいんですがね、そうでもなかった。
一人は典型的な指示待ちちゃんだったのですが、最初から細かく指示を出せばきちんと動くし、困ったらすぐに相談してくれる。メモも取るし、それがきちんと備忘録だったりなんだりで機能していたので、あぁ、できた子なんだなあ、と。
今では自分であれこれ考えてふた月くらい先までの実験計画を立てることができるし、色々と自分で考えてくれるようになったので、成長を感じます。
就職先も決まったというし、本当におめでたい限りです。
このままの調子でいけば秋口には目的の誘導体が拝めると思ってるんだけど、どうなることやら、、、、
で、もう一人は問題児というのか、、、うん。
今期の首席だというんだけど、「お前ホントに首席か?」と思うくらいには頭に知識が入ってないし(テスト終了とともに全部抜けちゃうタイプかな)、なんでもめんどくさがって手を抜くもんだから、手を抜いちゃいけないところまで手を抜いちゃって、結局やり直しになるとか、まあよくありました。
もちろん、「ココで手を抜いちゃだめだよ」というポイントはあらかじめ説明してはいるんですが、やっぱりそこで手を抜いちゃう。いや、困るんだけど、、、
そんなやつも、前期が終わる頃には立派に実験できるようになってきたので、やっぱり成長してるんですね。やばいところで手を抜こうとするのは相変わらずなので、見張ってないと怖いですが。
GWは第2回TCS*1だったんだって
東京でやりました。えぇ。前回と同様、2日間で、1日目はワイワイ飲んで遊んで、2日目は朝から裸足で逃げ出したくなるような研究紹介とディスカッションです。でも、楽しいんですよ、いろんな分野の人がいて、いろんな話が聞けるし、なにより率直で建設的な議論ができますからね。
(゚Д゚)<ワシとの議論が建設的やないというのか!
/) /)
*´ω`)<あなた、まともな議論できないでしょ
あ、来春には学位が取れそうですよ
忘れもしません。7月7日の正午。画面に出ていた"accept"の文字。
学位取得に必要な3報がやっと揃ったということで、泣いて喜ぶところなんでしょうが、嬉しさよりも「やっとこれで終わりなんだ」という安堵感のほうが強かったです。
4年かかりましたが、一応なんとかかんとか学位が取れそうです ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
正直、ほっとしていますよ、えぇ。もうだめかと何度思ったことか。
3報で終わると思った? もう1報書けるね! やったねらぼうさちゃん!
正直もうここでなにもしたくないんだよ。もうすぐにでも学位論文書いておさらばしたいんだけどどうしたもんかねこれは。
ということで、「行きがけの駄賃」ということで、今までリタイアしていった学部生が残していたテーマを僕が片手間にやっていたんですが、それが投稿論文に出来そうなところまできました。最初はもっと早く終わるつもりだったんだけど、あれもこれもとやっていたらこんなところまできてしまいました。原稿書かなきゃ、、、
今年度の夏休みは13日間です
長いです。こんなに長く休みが取れるのもおそらくこれが最後。次は棺桶に入るときでしょうかね。それとも定年退職後ですかね。正直、定年まで生きていられる気がしない
帰ったら「夏休み北海道乗り鉄大作戦」をやる予定です。 順調に洗脳されてますわ
ということで、とりとめのない文章を書いてしまいました。今度は写真を載せようと思います。うん。
*1:Toyama Chemical Society. 化学界隈のフォロワーのオフ会。ただし、研究紹介とディスカッション付き。これがウリ。
【2015年度】今年度を振り返って【もう終わり】
とんだ目にあったけど、それなりに勉強になった一年でした
今年度で学位が取れると思って就活をしていた前半戦。結局、就活は全敗してしまいました。そして、論文も揃わず、学位も最低半年はお預け。。。
相変わらず指導教授ともめるし、学部生の卒論指導で奔走したり、直下の学部生が(今年も)途中からラボに来なくなってしまったりで「疫病神」扱いされていました。
それでもまあ、社会勉強になりましたよ。いろいろと。
あまり多くを書くといろいろとまずいのであれですが、、、ちょっと遠回りになりますが、学位はなんとか取れそうなので、精神的には落ち着いています。こんなもんじゃ俺のハートは折れないぜ、というわけですね。
TCSとか、ハワイとか、すごかったよね
ツイッターではもそもそつぶやいていたんですが、12/11-12に富山にフォロワーさんがゾロゾロ来てくださってオフ会めいたもの (Toyama Chemical Society; TCS) をやったわけですが、アレ、最初は僕も含めて3人くらいの予定だったのに、いつのまにかあんなにたくさんの方に来ていただけることになってですね、、、びっくりです。あんなに簡単に人が集まるもんかいね、と。ご参加いただいた皆様におかれましては、その節は本当にお世話になりました。
あとは、そこから間髪おかずにハワイに飛んで、PACIFICHEM2015に行ってきたわけですが、そこでもTCS参加メンバーに再会して爆食したり、朝から晩までビールを飲み続けたり、学会にきちんと参加したり、(丸投げされた)ポスター発表をしたり、盛りだくさんでございました。
楽しかったですよ、すごく。人生の中で一番楽しかったんじゃないかと思いますね。この一年間って。
そしてお待ちかね、日本化学会春季年会です
もうね、これですよこれ。学会発表しに行くというよりオフ会に参加するという恒例の春季年会。今年も発表します。ポスターですけど。しかも2件。そう、丸投げです。
今回の丸投げは申込み、要旨、ポスター作成、印刷、掲示、発表、撤収までです。自分の名前が入っているとはいえ、発表者じゃないんですがそれは、、、という感じですが、もはやお約束なので、何も言うまい
オフ会、今回もありますね。今から楽しみです。
で、来年度はどうするの?
詳しくは4月に入ってから考えることにしますけど、来年度は学部生の卒論テーマも考えて出さなきゃいけないので、そのつもりで動いてます。てか、院生が卒論テーマを考えろって、よくあることなのかしら、、、、教授とはなんだったのか
【お盆休みの思い出】青海川駅に行ってきました【呑み鉄爆誕】
「僕は乗り鉄ではありません」
北海道出身で、遠くへの移動は車がフツーだった僕にとって、鉄道は興味の対象じゃなかったんです、本当に。
最初はカメラを始めた時の『いい被写体』*1程度の感覚でしか鉄道を見ていなかったんです。
それが、徐々に変わってきたのが今年3月。日大で行われた日本化学会年会のついでに、とわざわざ18切符なんぞを買ってしまって、内房線、外房線、久留里線を完乗してしまった時に「朝早くからただただ電車に乗ってどこかへ行くのがこんなに心躍るものなのか」と味を占めてしまったのです。
これが、きっと、運の尽き。
「日本一海に近い駅が青海川駅なんだよ」という囁きに「行ってみたい」という欲望がこう、むくりと頭をもたげてきまして。
そして、この夏。8/12、行ってきましたよ、青海川駅に。
青海川までの行程はざっとこんなもの。
0623発 富山
↓ あいの風とやま鉄道 泊行
0713着 泊
0715発
↓ えちぜんトキメキ鉄道 直江津行
0826着 直江津
0945発
↓ JR信越本線 長岡行
1020着 青海川
ただ、ただ電車に乗るだけ。青海川で乗り鉄の師と合流し、電車が来るまで色々と話をしてから、直江津に戻り、そこから更に泊行に乗り換え。
道中、ずっとビールを飲んでました。なにも考えずにぼーっと海を眺めて飲むビールは最高でしたよ。
【文房具の旅】パイロット キャップレス・デシモ EF【万年筆】(2015.7.22 訂正・追記)
誕生日が近いので、自分に誕生日プレゼントを買いました。
前々から憧れていた、ノック式万年筆「キャップレス・デシモ」です。
軸はレッド、ペン先はEFです。パイロットの細字ペン先はフローがいいので、つまりにくく使いやすいですよね。
下の部分がノック部分で、クリップが付いている上の部分からペン先が出てきます。
ノックしてペン先を出してみるとこんな感じです。クリップが邪魔して握りにくそう、と思いがちですが、全くそんなことはないです。インク漏れを防ぐ為にシャッター機構を採用している点といい、収納したペン先が上を向くようになっている点といい、この握りやすさといい、考え抜かれたデザインです。
中をばらして、ペン先の部分にコンバータ(CON-50)を装着してインク(ブルーブラック)を吸い上げたところです。ノック式って、こんな感じになってるんですね。
ちなみに、コンバータ部分には、空のカートリッジと金属製のキャップが付いていました。キャップは、ノック機構からカートリッジを守るためみたいですね。なお、コンバータにするとキャップは入りませんでした。
さっと、書いてみました。フローもよく、書き味も全く問題ないです。いや、とてもいいです。
2015.7.22追記
キャップレス→キャップレス・デシモ に訂正しました。
キャップレスだと、軸がデシモよりひと回り太いですからね。
【文房具の旅】ダイソー 万年筆 中字【万年筆】
就活と研究でいい感じにおかしくなってきた、らぼうさぎです。
先日、某オンシャー(最終で落とされた)に面接に行ったときにフラリとダイソーに立ち寄ったんです。そこで「100円で買える万年筆」を見つけたんです。
そのときは「まあ世の中なんでもあるよね」という感じでスルーしたんですか、今日になって急に気なりだして、100円だし、買ってみようか、ということで、手に入れてきました。
ちなみに、「ダイソー 万年筆」で検索するとまあ出てくること出てくること。やはり先達の皆様が随分詳しく書いておられます。
横向きになっちゃってますが、仕様です。中字ということで、ペン先はMくらいに当たるんですかね。しかもインクつきです。これで100円。お安いですね。
裏を見てみますと、、、、ふむ、ペン軸が金属製なんですね。
実際に出してみたのがこれ。うん。すごい重量感。この重さなら筆圧をかけなくても(フローさえ良ければ)スイスイ書けそう。てか、これで100円かぁ、、、すごい時代になったもんです。
インクカートリッジは欧州共通規格ですね。上の方です。下はパイロットのインクカートリッジです。長さは4 cmくらいで、パイロットのものと比べると短め。
ペン先にインクカートリッジを取り付けました。ねじ切ってある部分は罵詈が出てますが、それは値段相応って感じですね。ペン先には「IRIDIUM POINT」と刻印があります。鉄と銅で、
ど う し た ら イ リ ジ ウ ム に な る ん だ よwww
調べてみると、どうやら中華製のペン先にはよくある刻印らしい。苦笑いしながら組み立ててみます。
(やっぱり、画像横になるなあ、、、、)
ずっしりとした、重量感はすばらしいものがあります。これでフローがよければ、ささっとメモするときには使えそうですね。
実際書いてみました。うん。すごい書きやすい。びっくりです。ペン軸が金属製で重いので、「手を添えて紙の上を滑らせるだけで」書けます。インクフローも悪くありません。ひっかかりもなく、です。コレだけ安いと個体差も大きく、当たり外れもあるでしょうから、一概には言えませんが、100円でコレなら満足。
以上、ダイソーの100円万年筆レポートでした~
【文房具の旅】大学生協 実験ノート【実際安い】
万年筆で書いてるとどうしても、裏写りやヒゲがでたりするのが気になります。
で、文字が滲んでアレな感じになったりしてしまってゲンナリするわけですが、そうなると「色々書くノートとか手帳の紙」にこだわりたくなってしまうのが人情であります。*1
かといってお金もないので、その辺、特に大学生協で安く手に入りそうなよさげなノートはないかなあ、と探してみることにしました。
今回の条件は、以下の通り。
- 万年筆で書いていても滲みやヒゲの出ない紙質であること。
- 手帳は『トモエリバー』を使ったほぼ日手帳 (オリジナル) を使っていて満足しているので、A4サイズくらいの大きなノートであること。
- 頑丈で持ち運びに耐えること。
- 用途が研究からプライベートまでなんでも書く雑記帳なので、構造式やグラフも描きやすい方眼であること。
ということで、大学生協で実際に買ってみたのがこれ。
大学生協の実験ノートです!
「おい、実験ノート買ってどうするんだよ。雑記帳だろ?」と思うかもしれませんが、条件を満たすノートがこれなんですよ。1000円出したらおつりがくるし。
このページの下の方に載っています。
本文用紙は、長期保存に優れた厚手の「中性紙」を使用し、製本は糸綴じの上製本で、厚表紙と併せて長期の保存にも耐えられるように工夫されています。純正パルプ配合率100%の長期保存に適した「中性紙」は、万年筆や水性ペンなどで書いても裏写りし難い、普通のノートよりも厚い81.4g/m2の本文用紙を使用しています。(上記URL 商品の特徴より抜粋)
随分紙が厚いのですな。『万年筆や水性ペンなどで書いても裏写りし難い』ときた。しかも長期保存向けで製本は糸綴じ。日記帳にもなりそうな感じですね。
で、意気揚々とここまで書いたわけですが、世の中は広いもので、このノートをレビューしておられる方がいました。
巨大な測量野帳のような重厚なハードカバーノート:アピカの実験ノート: tadachi-net 出張所
たしかに測量野帳みたいであります。実験化学をやってる身からすると、これくらいのノートが欲しいもんですが、A4のキャンパスノートを買ってもらうにも苦労したくらい*2の万年金欠ラボでは、1冊1000円弱のノートなど高級品なのです。
さて、では中身を見てみましょう。
分厚いハードカバーをめくるとこんなかんじ。目に優しい色の5 mm方眼、ページ上部には日付とページ番号を入れるためのスペース、左と下に余白があります。下の余白は実験終了時に署名を入れたりするのに使えそうですね。左側は時間などを描きこむのに便利かな。工夫次第でいくらでもやりようがありそうなページ設計。よく研究されてる辺りはさすが大学生協、というところでしょうか。
脱落、改ざん防止、そして長期保存に耐えるように頑丈な糸綴じになっていますが、開きやすくて書きやすそう。本文用紙はたっぷり100枚。 それにしても、すごいしっかりした作りです。これで1000円でおつりがくるとかすごいなあ。
しおりは2本あるので、これもかなり捗りそう。
実際にエリートEFで書いてみました。汚い字で恐縮ですが、まあ書きやすいこと書きやすいこと。細いペン先だからといって引っかかることもなく、スイスイ書けます。
もちろん、滲むこともないですし、ヒゲが出ることもありません。81.4 g/m2ってのは凄いもんですねえ、、、
それでですね、このノートの製造元はというと、、、
アピカなんですね。万年筆で書くのにおすすめされる「紳士なノート」で有名なところです。モレスキンよりもいい、というブログもチラホラあるくらいですから。
実験ノートという本来の目的で買ったわけではないけど、一日を振り返って色々と書き留める雑記帳としてはすこぶるいいものだと思います。