やにうさぎの雑記帳~140字じゃ語れない~

某呟きSNSには入りきらない思いやなんかを書いています。

【来年度に向けて】研究室に配属された後輩との接し方【メモ】

もう年度末ですね。

今年は寒い冬になっていますが皆さんはいかがお過ごしですか?大学というところにいると、年度末であるこの時期は修士論文卒業論文を仕上げなければいけない学生がバタバタするので、研究室は慌ただしい雰囲気になります。

出ていく連中は最後のあがきでバタバタしていますが、僕のように来年度も研究室に残る人間にとっては(悲しいかな)最大の関心事は修論でも卒論でもなく『来年度配属される学部生』のことです。

去年は、この学部生のことで随分と手酷い目*1に遭いましたので、来年度こそは色々考えて後輩と接しなきゃいけないのかなぁ、と思っています。

 後輩にどう接したらいいのか。

先輩としてやらなきゃいけないことは山ほどありますが、この研究室においての『僕の役割』というものが去年一年で見えてきました。

  1. 実験に関すること(テクニカルなことや進捗)についてフォローすること
  2. レポートなどの添削(書式や日本語的な部分)をすること
  3. 心身の不調を察知して、ラボに来なくなる前になんとかすること
  4. 博士課程の学生として他の学生の『模範』になること

1と2については、まぁ確かにそんなもんかもしれません。僕自身は配属当時、直接関わることのできる先輩がいなかったので、助教の先生が先輩の代わりとなって面倒を見てくれました。今では学生の層も厚くなってきていますし、実験室に直接見に来ることをあまりしないスタッフだと、この辺は先輩として学生に期待したいところなのかもしれません。

3については、期待されることはあるでしょうが、学生の守備範囲外のような気もします。実験室にいれば見ているうちに分かってくることもあるので、声をかけることくらいはできるかもしれませんが、相談されない限りはこちらから干渉するようなことはしなくてもいいのかなぁと思っています。僕がラボにいる第一義は「自分の研究をすること」なので、それには当たらないでしょうし。

4については、学生の層が厚くなるにつれて上級生に求められることなんだとは思いますが、個人的には「勘弁してよ」と思ってしまったりします。
そうは言っても「後輩が真似をしてマズイことはしない」*2くらいならできそうですね。

助教先生「来年はこうしようと思うんだ」

そんな話を雑談と称して今週に入って何度も助教先生としていました。そんな中、「実験の進捗やテクニカルな問題についてどう対応するか」という話題になった時に、助教先生からこんな話を聞きました。

来年度は僕のところについては新入りが朝来たら、「今日は何をするのか」というのを聞いてメモしておく。実験についてはリアルタイムで報告させて、問題があったらすぐに対応すれば時間を無駄にすることもない。帰る時にはその日一日の実験ノートを見ながら報告を聞く。そうすればノートの書き方も指導できるし、日々の進捗状況も把握できると思う。

こうしておくことで「予定を立てて実験できるようになる」「実験ノートをきちんと書けるようになる」「トラブルもすぐ対応できる」といった利点があって時間の無駄にならないんじゃないかな。 

ラボによっては、まさにこの方法をとっているところも多いんだと思いますが、今までのうちのラボの状況からすると画期的な話でした。*3

僕も後輩がつくことになったらこの方法を真似させてもらおうかなぁと思っています。もちろん、自分の負担にならない範囲で、ではありますけど。

 

 

*1:とある学部生を巡る一連のすったもんだ。その影響で僕もひと月ほどラボを休んでいました。

*2:遅刻をしないとか整理整頓をするとか器具をきちんと洗うとかそういった基本的なところ

*3:テクニカルな問題はB4であっても自力で解決することを求められるので結構大変だった