やにうさぎの雑記帳~140字じゃ語れない~

某呟きSNSには入りきらない思いやなんかを書いています。

どうしても書きたいことがあるんで、愚痴らせてくれ

頼む、ということで、このタイトル。

大して面白くないし、単なる愚痴なので、読まないほうがいいかも。

 

この度、実験室の安全衛生管理を押し付けられたんですが、その中で手始めに始めたのが「試薬管理」です。
え、と思うかもしれませんが、劇毒もまともに管理された状態ではないので、これを手始めにやろうということにしました。
保有試薬をリスト化し、保管位置を適正化し、リストにある試薬に片っ端からIDを振って、受払簿を作る。受払簿もバーコードでピッとやって管理できるようにしたかったんだけど、突貫工事なので、とりあえず古き良き紙帳簿にしました。
これで劇毒も危険物も管理ができるようになったけど、問題は現場がこれを受け入れるか、だ。
今までこんなことをやってこなかったんだから、もちろん、払出量を書け、なんていちいちやりたくねえ、というのが本音だろうし、反発も出るだろう。
劇毒はほぼほぼ使ってないからいいとして、その他の試薬類については、法に触れない程度に払出のタイミングを記録しやすいところに変えた。
学生時代に押し付けられた試薬管理で培った知恵だけども、こんなところで役に立つなんて皮肉なもんだ。

試薬管理ができたら、今度は廃液搬出だ。業者を選定したり、搬出に必要な書類を揃えたり、契約したり、と様々あるけど、ひとつづつやっていきたい。

 

さて、こんなクソみたいな仕事を押し付けてきた張本人(上司)は3年前からこういう自体を見過ごしていたわけだ。曲がりなりにも高専・大学学部と化学系を卒業して、化学メーカーに10年単位で勤めていたとは思えないほどの無知さに呆れ返るばかりだ。
きっと卒業証書や学位記の裏には「なんちゃって」と書いてあるに違いない。
「なんちゃって」なら仕方ない。その程度のやつだろうし。

なお、このクソ仕事を「あなたに民間企業における安全衛生管理を学ばせるため」などという仰々しいお題目を唱えて、さも高尚そうに宣いやがるのが気に入らん。
ただ、てめえがやりたくなくて放置してきた仕事じゃねえか。ふざけるのも大概にしろと怒鳴り散らしたい衝動に駆られている。
何が悲しくて、こんな休日の深夜に受払簿を作って、帳簿の導入意義や関連法規の説明スライドを作っているんだ、俺は。
しかも、これ、無給だぜ? 信じられるか? ホントにバカバカしいったらありゃしない。
こんな性格だから、彼女もできないし、尖切ることもできず、煙たがられて出世もできず、くすぶる一方で終わっていくんだ。
俺の人生は、もう終わっているんだろうなと思う。
仕方ない。もう終わってるんだ。あとは、こうやって、クソみたいなケツ拭き仕事だけを延々と押し付けられて歳を食っていくんだなと思うと、急に涙が出てくる。

毒劇法や消防法をカチ無視ぶっこいたその口で、著作権がどうのとか海賊版ソフトがけしからんとかいうんだから、人間は自分に都合の悪いものは本当に見えてないんだな、と滑稽に思えてくる。

ただ、こういう負の強い感情というのは、仕事のドライビングフォースとしてはすごく優秀なのだ。怒りに任せてマウスを弄り、キーボードを叩くと、瞬く間に資料ができあがっていく。揚げ足をとられまいと、寸分の解釈違いも許さない厳格な表現、一意にしかとられない図表、スライド内の視線誘導の線一本さえも、(自分でも驚くような)短時間で、完璧に仕上げることができる。
それに加えて、何をどこでどう話せば一番効果があるか、がスラスラと頭に浮かんでくる。学生時代に鬱で倒れる前の、頭の冴え方を彷彿とさせる。なにもこんな時に、こんなところで、と思ってしまうが、この怒りこそが、萎縮した脳をいろんなしがらみから解き放つ、今のところ唯一の鍵なんだろう。


道義的・社会的責任という正義の旗印の元で、寸分狂わぬロジックを組み上げて、相手の怠慢を指摘し、逃げ道の一切を遮断して血祭りに上げ、完膚なきまでに叩きのめす・・・こんなことをやれば間違いなく人間関係に禍根を残し、今期の人事考課で報復を食らう、と躊躇してしまうようなことも、正義のためなら、と気狂いのように血眼になってできる。
どうせ何を言ったって、どんなに仕事がうまくいったって、難癖をつけられて人事考課を下げられるんだから、やりたい放題やってやろうと思っている。それでも我慢できなければやめてしまえばいい。

俺は、あの上司とは違う。家のローンも、守るべき家族も、社会的地位も、周囲の期待もない。どうせ独りなのだ。所詮、誰にも選ばれることのなかった、無様な独身限界中年男性だ。

無様でもいい、最期に、自分がこれでよかったんだと笑いながら首を括ることができるような生き方をしたい。