やにうさぎの雑記帳~140字じゃ語れない~

某呟きSNSには入りきらない思いやなんかを書いています。

夏の終わり

長いようで短い夏休みがまもなく終わります。

世の中のサラリーマンからしたら長いと思われる9連休を頂いてたわけですが、北海道に帰らずにいると、ずいぶん長く感じました。とはいうものの、本を読んだり、掃除をしたり、ぼんやりしたり、寝倒したりと日頃できないことをやりました。性格上、じっとしていることが苦手な上に、うつ病をやってから本を長時間集中して読むことができなくなってしまったのですが、これだけ時間があると、本を読んでは掃除をして、本を読んでは料理をつくって、本を読んでは筋トレして、と何かする毎に本を読んでいました。こうすることで、なんとかかんとか一冊読破しました。

今回読んだのは、外山滋比古 「思考の整理学」です。ベストセラーというのか名著ということで、巷では有名だと思います。かくいう僕も、中学生の頃に一度読んだ記憶があるのですが、中身をまるっきり覚えていないというバカっぷりで、当時のオツムのなさが透けて見えます。著者の外山先生の訃報に接して、そういえば、と思い出したので、今回の夏休みのお供として読んでいました。
読書感想文は苦手ですし、評論はネット上にゴロゴロ転がっているので、ここで何かを論じるつもりもありませんが、書いてあることは至極もっともというのか、高等教育を受ければ「当然」訓練されているべきことだし、そうでなくても、社会で生きているうちに自然と身につく人もいるだろうなという。本書冒頭の「グライダー」に出てくる受動的に知識を得るだけのグライダー能力に長けているだけではいかんのだ、というのも高等教育ではまあ当たり前じゃん、と言われると思うんですよ。別に大学にいかなくったって同じような感想に行き当たるような気もしますがね。

なんにしたって、大学を出た「だけ」、大学に通っていた「だけ」の人が多すぎるゆえにこういう話が出てくるのかなと思ったりしました。

でも、本の内容は面白くて、改めて考えることの楽しさと難しさ(手法自体は簡単なはずなのに!)に気付かされました。

 

土日で調子を戻して、月曜からの出勤に備えなきゃ、、、