【文房具の旅】大学生協 実験ノート【実際安い】
万年筆で書いてるとどうしても、裏写りやヒゲがでたりするのが気になります。
で、文字が滲んでアレな感じになったりしてしまってゲンナリするわけですが、そうなると「色々書くノートとか手帳の紙」にこだわりたくなってしまうのが人情であります。*1
かといってお金もないので、その辺、特に大学生協で安く手に入りそうなよさげなノートはないかなあ、と探してみることにしました。
今回の条件は、以下の通り。
- 万年筆で書いていても滲みやヒゲの出ない紙質であること。
- 手帳は『トモエリバー』を使ったほぼ日手帳 (オリジナル) を使っていて満足しているので、A4サイズくらいの大きなノートであること。
- 頑丈で持ち運びに耐えること。
- 用途が研究からプライベートまでなんでも書く雑記帳なので、構造式やグラフも描きやすい方眼であること。
ということで、大学生協で実際に買ってみたのがこれ。
大学生協の実験ノートです!
「おい、実験ノート買ってどうするんだよ。雑記帳だろ?」と思うかもしれませんが、条件を満たすノートがこれなんですよ。1000円出したらおつりがくるし。
このページの下の方に載っています。
本文用紙は、長期保存に優れた厚手の「中性紙」を使用し、製本は糸綴じの上製本で、厚表紙と併せて長期の保存にも耐えられるように工夫されています。純正パルプ配合率100%の長期保存に適した「中性紙」は、万年筆や水性ペンなどで書いても裏写りし難い、普通のノートよりも厚い81.4g/m2の本文用紙を使用しています。(上記URL 商品の特徴より抜粋)
随分紙が厚いのですな。『万年筆や水性ペンなどで書いても裏写りし難い』ときた。しかも長期保存向けで製本は糸綴じ。日記帳にもなりそうな感じですね。
で、意気揚々とここまで書いたわけですが、世の中は広いもので、このノートをレビューしておられる方がいました。
巨大な測量野帳のような重厚なハードカバーノート:アピカの実験ノート: tadachi-net 出張所
たしかに測量野帳みたいであります。実験化学をやってる身からすると、これくらいのノートが欲しいもんですが、A4のキャンパスノートを買ってもらうにも苦労したくらい*2の万年金欠ラボでは、1冊1000円弱のノートなど高級品なのです。
さて、では中身を見てみましょう。
分厚いハードカバーをめくるとこんなかんじ。目に優しい色の5 mm方眼、ページ上部には日付とページ番号を入れるためのスペース、左と下に余白があります。下の余白は実験終了時に署名を入れたりするのに使えそうですね。左側は時間などを描きこむのに便利かな。工夫次第でいくらでもやりようがありそうなページ設計。よく研究されてる辺りはさすが大学生協、というところでしょうか。
脱落、改ざん防止、そして長期保存に耐えるように頑丈な糸綴じになっていますが、開きやすくて書きやすそう。本文用紙はたっぷり100枚。 それにしても、すごいしっかりした作りです。これで1000円でおつりがくるとかすごいなあ。
しおりは2本あるので、これもかなり捗りそう。
実際にエリートEFで書いてみました。汚い字で恐縮ですが、まあ書きやすいこと書きやすいこと。細いペン先だからといって引っかかることもなく、スイスイ書けます。
もちろん、滲むこともないですし、ヒゲが出ることもありません。81.4 g/m2ってのは凄いもんですねえ、、、
それでですね、このノートの製造元はというと、、、
アピカなんですね。万年筆で書くのにおすすめされる「紳士なノート」で有名なところです。モレスキンよりもいい、というブログもチラホラあるくらいですから。
実験ノートという本来の目的で買ったわけではないけど、一日を振り返って色々と書き留める雑記帳としてはすこぶるいいものだと思います。